２年生の春休み前に必ずやっておくべき大事なこと

春休みに入ると、3年生は2月に最後のインターンシップが佳境を迎え、3月にはいよいよ本選考のエントリーが始まります。

３年生にとっては就活一色に染まる春休みですが、2年生にとっても春休みは就活準備の中でも極めて重要なガクチカ対策の“仕上げの時期”でもあります。

「ガクチカ対策は3年生になってからでもできるのでは？」と考えている方もいるかもしれません。でも実際は、3年生になると夏休みのサマーインターンシップを皮切りに、冬も翌春も長期の休みはインターンシップで埋まってしまい、時間をかけてガクチカ体験に取り組む余裕はありません。

また、企業の実質的な選考は３年生のサマーインターンシップからスタートし、参加するためには本選考と同様のエントリーシート選考や面接を通過しなければならない企業も少なくありません。

そのため、ガクチカ体験は３年生になる前に済ませておくのが就活準備の鉄則です。そして2年生の春休みは、長期の休みを利用してガクチカ体験に取り組むことができる最後の機会となります。

ガクチカを仕上げる最後の機会

インターンシップ選考のＥＳや面接でアピールできるガクチカ体験に今ひとつ自信の無い方にとってはもちろん、自信を持って強みをアピールできるガクチカ体験のある方にとっても、やはり春休みは重要になります。

インターンシップのＥＳで求められるガクチカは、内容を限定せず「学生時代に力を入れて取り組んだこと」を記載すればよい企業ばかりではなく、「リーダーシップを発揮した経験」「困難な状況を乗り越えた経験」「何かにチャレンジした経験」など、記載するガクチカの内容が指定される場合も少なくありません。

せっかくアピール度の高いガクチカ体験があっても、インターンシップ応募先企業が求める内容と違っていてはＥＳでアピールすることはできません。その場合は、求められる内容に沿ったガクチカ体験に改めて取り組まなければならなくなります。そのほとんど最後の機会が2年生の春休みなのです。

そこで、ガクチカ体験に自信のある方も無い方も、春休みに入る前に必ずやっておくべきことが次の２点です。
① インターンシップ応募先企業を選ぶ（第2希望以降も含めて５～10社程度）
② 応募希望企業のＥＳで求められるガクチカの内容を確認する

上場企業やそれに匹敵する規模の企業であれば、近年のＥＳ内容をネット上で調べることも可能です。登録無料で多くの企業のＥＳ内容を閲覧できる就活支援サイトもいくつかあります（ＥＳの設問だけなら登録しなくても閲覧可能なサイトもあります※①）。

また、ガクチカの内容が指定される場合も多くは下記の3種類に整理できますので、これまでのＥＳ内容を確認できない企業や、応募先企業を絞り込めていない場合には、これらの中でまだ体験していないガクチカ体験に春休みは取り組みましょう
① リーダーシップを発揮した経験
② 困難な状況を乗り越えた経験
③ チャレンジした経験

なお、ガクチカ体験の内容は指定されても活動の種類まで限定されることはほぼありません。コロナ禍でも取り組むことができるガクチカ体験として「ビジネスコンテスト」が注目されています。

ビジネスコンテストの一覧は就活コラム「ガクチカ体験として注目が高まるビジネスプランコンテスト」をご参照ください。

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