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ゲームソフト大手各社が最高益/ 世界に広がる巣ごもり需要が追い風

ゲームソフト大手各社の2021年3月期決算は、コロナ禍で世界に広がった巣ごもり需要の追い風を受けて大手6社のうち4社までが最高益を記録するなど、これまでにない好業績となっています。

各社の営業利益を見ると、最大手のバンダイナムコHDが対前年比7%アップの846億円、売上規模で2位のスクウェア・エニックスHDが44%アップの472億円、同5位のカプコンが52%アップの345億円、同6位のコーエーテクモHDが73%アップの243億円となっており、いずれも営業利益ベースで過去最高益を更新しました。

なお、同3位のセガサミーHDと同4位のコナミHDもゲームソフト事業は好調でしたが前者は遊技機事業とリゾート事業が、後者はスポーツ事業がそれぞれコロナ禍の影響で大きく低迷したことで他4社と収益面で差が出ました。


また、今期に関しては巣ごもり需要による販売拡大に加えて、コロナ禍による開発の遅れから新作が減り、開発費や広告宣伝費が減少したことで利益率が高まったことも過去最高益につながっています。

今期の好業績は、こうした特殊要因によるところが大きいとはいえ、新作が減った際には人気のある旧作の存在が業績を左右することが改めて浮き彫りとなり、新作の開発力が中長期的にも「稼ぐ力」の基礎となることを示した格好となりました。

一方、今後のゲームソフト業界を取り巻く大きな環境変化としては「5G」の普及が挙げられます。

5Gの「超高速大容量」や「超低遅延通信」といった特長は、対戦型のオンラインゲームをストレスなくワイヤレスで楽しめることを意味し、もうひとつの「多数同時接続」という特長によって多くのプレイヤーが同時接続して楽しめるようになります。

さらにこうした通陳環境の変化は、これまで通信遅延がネックとなっていたクラウドゲームの市場を劇的に拡大することにつながるだけでなく、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)など様々なXR( Extended Reality)Techとの組み合わせで、今までに経験したことのない新たな世界が生み出されるのは間違いありません。

ゲームソフト各社は、こうした大きな環境変化の中で様々な新規参入者を迎えながら中長期的な成長を目指していく必要があり、そこでは商品の開発力だけでなく新たなビジネスモデルの構築力も問われていくことになります。

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