コロナ禍への対応で二極化する外食企業の業績回復
2021年7月から8月にかけて発表された四半期決算数字に基づいて、外食企業大手10社のコロナ禍からの業績回復状況を比較してみました。
決算時期が異なるため四半期決算も第一四半期から第3四半期まで業績比較の時期が異なるという状況はありますが、それぞれ2年前の同四半期業績と比較してみると、コロナ禍への対応によって業績の回復状況が二極化している様子が浮かび上がります。

先ずは業績回復が遅れている企業を見ると、(株)サイゼリアの売上高はコロナ禍前の82.4%、対前年でも97.3%となっており、 (株)吉野家ホールディングスもコロナ禍前の69%、対前年でも91.9%となっています。また(株)すかいらーくホールディングスも、コロナ禍前の67.6%、対前年で91.1%となっています。
また、ドトールコーヒーショップや洋麺屋五右衛門などを展開する(株)ドトール・日レスホールディングスは、売上高は対前年では40%増収ですがコロナ禍前の80.7%で、牛角やかっぱ寿司、大戸屋などを傘下に持つ(株)コロワイドも、対前年では29%増収ですがコロナ禍前の66.6%に止まっています。
一方、くら寿司(株)は対前年では37%、コロナ禍前に対しても12.3%の増収となっており、スシローなどを展開する(株)FOOD & LIFE COMPANIESも対前年で18.6%、コロナ禍前に対しても22.6%の増収となっています。同じく日本マクドナルドも、対前年では8.6%、コロナ禍前に対しても10.8%の増収となっています。
また、すき家などを展開する(株)ゼンショーホールディングスは、対前年では18.9%の増収、コロナ禍前に対しても99.5%、丸亀製麺所などを展開している(株)トリドールホールディングスも、対前年では37%の増収、コロナ禍前に対しては95.4%とかなりの回復が見られます。
コロナ禍前の水準に業績が回復している企業を見ると、くら寿司では店舗での注文から会計まで全て従業員との接触無しで食事ができる「スマートくら寿司」を展開したり、F&L COMPANIESでもテイクアウト専門店『スシロー To Go』を展開するなど、顧客が安心して利用しやすいコロナ禍に対応したサービスを迅速に提供していることがわかります。
また日本マクドナルドでもデリバリーサービスに対応した店舗を1,754店にまで増やしたり、コロナ禍前の95.4%まで業績を回復しているトリドールも新たに「丸亀うどん弁当」を発売してコロナ禍前にはゼロに近かった持ち帰り比率を3割弱にまで一気に高めています。
コロナ禍は間違いなく外食業界にとって未曾有の試練となっていますが、上記のような業績回復企業の存在は、アイディアと素早い実行力でコロナ禍を乗り切っていける可能性も示しています。
そして、未曾有の試練を自らの力で乗り越えて生き残った企業には、アフター・コロナの外食業界でさらに大きく成長する姿も期待できると言えるでしょう。
――――― 業界研究ニュース ―――――
大学1年生・2年生からの就活準備サイト
就活 WINavi(ウイナビ)
決算時期が異なるため四半期決算も第一四半期から第3四半期まで業績比較の時期が異なるという状況はありますが、それぞれ2年前の同四半期業績と比較してみると、コロナ禍への対応によって業績の回復状況が二極化している様子が浮かび上がります。

先ずは業績回復が遅れている企業を見ると、(株)サイゼリアの売上高はコロナ禍前の82.4%、対前年でも97.3%となっており、 (株)吉野家ホールディングスもコロナ禍前の69%、対前年でも91.9%となっています。また(株)すかいらーくホールディングスも、コロナ禍前の67.6%、対前年で91.1%となっています。
また、ドトールコーヒーショップや洋麺屋五右衛門などを展開する(株)ドトール・日レスホールディングスは、売上高は対前年では40%増収ですがコロナ禍前の80.7%で、牛角やかっぱ寿司、大戸屋などを傘下に持つ(株)コロワイドも、対前年では29%増収ですがコロナ禍前の66.6%に止まっています。
一方、くら寿司(株)は対前年では37%、コロナ禍前に対しても12.3%の増収となっており、スシローなどを展開する(株)FOOD & LIFE COMPANIESも対前年で18.6%、コロナ禍前に対しても22.6%の増収となっています。同じく日本マクドナルドも、対前年では8.6%、コロナ禍前に対しても10.8%の増収となっています。
また、すき家などを展開する(株)ゼンショーホールディングスは、対前年では18.9%の増収、コロナ禍前に対しても99.5%、丸亀製麺所などを展開している(株)トリドールホールディングスも、対前年では37%の増収、コロナ禍前に対しては95.4%とかなりの回復が見られます。
コロナ禍前の水準に業績が回復している企業を見ると、くら寿司では店舗での注文から会計まで全て従業員との接触無しで食事ができる「スマートくら寿司」を展開したり、F&L COMPANIESでもテイクアウト専門店『スシロー To Go』を展開するなど、顧客が安心して利用しやすいコロナ禍に対応したサービスを迅速に提供していることがわかります。
また日本マクドナルドでもデリバリーサービスに対応した店舗を1,754店にまで増やしたり、コロナ禍前の95.4%まで業績を回復しているトリドールも新たに「丸亀うどん弁当」を発売してコロナ禍前にはゼロに近かった持ち帰り比率を3割弱にまで一気に高めています。
コロナ禍は間違いなく外食業界にとって未曾有の試練となっていますが、上記のような業績回復企業の存在は、アイディアと素早い実行力でコロナ禍を乗り切っていける可能性も示しています。
そして、未曾有の試練を自らの力で乗り越えて生き残った企業には、アフター・コロナの外食業界でさらに大きく成長する姿も期待できると言えるでしょう。
――――― 業界研究ニュース ―――――
大学1年生・2年生からの就活準備サイト
就活 WINavi(ウイナビ)


