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需要回復の遅れでANAが25卒までの新卒採用をさらに抑制

ANAホールディングスは、2021年7~9月の航空機事業実績と2022年3月期の業績予想を発表しました。

従来の想定では、7~9月の国内線旅客数がコロナ禍前の2019年比で15%の減少、国際線が80%の減少としていましたが、今回発表された実績ではコロナ禍による需要回復が遅れて国内線旅客数が68%の減少、国際線が93%の減少と、従来の想定を大きく下回りました。


こうした状況を踏まえて、同社では2022年3月期の業績予想も、連結売上高を従来の1兆3,800億円を3,200億円下回る1兆600億円に修正しました。

また、最終損益の予想も従来想定していた35億円の黒字から1000億円の赤字へと修正しました。

一方、新規感染者の急激な縮小や緊急事態宣言の解除によって10月以降は需要が戻りつつあり、第4四半期(2022年1~3月)には営業黒字に転換する見通しとなっています。

ただ、需要回復の遅れは今後の人員体制にも影響をおよぼし、従来は2025年度末までに航空事業の人員体制を20年度末の38,000人から30,000人に減らす方針でしたが、削減数をさらに1,000人追加して29,000人体制にすると発表しました。

こうした人員体制の縮小は従来通り定年退職と採用抑制で行う方針も改めて表明していますので、定年退職者の数は変わらないことを考えれば、新規採用人数を従来よりもさらに1000人減少させることを意味します。

従って新卒採用も26卒以降は回復が期待できますが、25卒まではこれまで以上に厳しい状況になると考えられます。

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