JALが23卒から客室乗務員の採用再開/ 本業の利益を表すEBITDAが1年9か月ぶりに黒字化
報道機関各社によれば、日本航空は2023年卒から客室乗務員の新卒採用を再開すると12月10日に発表しました。

CAの採用再開が発表された記者会見では、現状の業績状況や今後の見通しも発表されました。
それによると、事業活動に伴う現金流出(キャッシュバーン)は11月に1年9か月ぶりに解消したことが明らかになりました。
また、減価償却費を考慮しない本業の利益を表すEBITDAも、11月には単月ベースでやはり1年9か月ぶりに黒字化したとのことです。
こうした業績の改善は、コロナ禍前の2019年比で6割まで回復した国内線の需要や、2019年比で2倍となる2010億円が見込まれる郵便貨物事業の伸びなどが寄与した結果のようです。
国際線に関しては、新たなオミクロン型の出現に対する世界的な警戒感の高まりによって需要の回復は遅れることが予想されているものの、足下の業績回復を基に長期的な需要回復を見通せる状況になったことで、需要回復後の人員不足に備えるため、今回の客室乗務員の採用再開に踏み切ったとのことです。
今回のオミクロン株の出現によって「アフター・コロナ時代」は簡単には到来せず、見通しが難しい「ウィズ・コロナ時代」が当面続くことが予想されますが、ワクチンと治療薬の両輪による変異型ウイルス対策の普及は秒読み段階に入ってきたと言え、ようやく航空業界の新卒採用にも明るい光が射し始めたと言えそうです。
――――― 業界研究ニュース ―――――
大学1年生・2年生からの就活準備サイト
就活 WINavi(ウイナビ)

CAの採用再開が発表された記者会見では、現状の業績状況や今後の見通しも発表されました。
それによると、事業活動に伴う現金流出(キャッシュバーン)は11月に1年9か月ぶりに解消したことが明らかになりました。
また、減価償却費を考慮しない本業の利益を表すEBITDAも、11月には単月ベースでやはり1年9か月ぶりに黒字化したとのことです。
こうした業績の改善は、コロナ禍前の2019年比で6割まで回復した国内線の需要や、2019年比で2倍となる2010億円が見込まれる郵便貨物事業の伸びなどが寄与した結果のようです。
国際線に関しては、新たなオミクロン型の出現に対する世界的な警戒感の高まりによって需要の回復は遅れることが予想されているものの、足下の業績回復を基に長期的な需要回復を見通せる状況になったことで、需要回復後の人員不足に備えるため、今回の客室乗務員の採用再開に踏み切ったとのことです。
今回のオミクロン株の出現によって「アフター・コロナ時代」は簡単には到来せず、見通しが難しい「ウィズ・コロナ時代」が当面続くことが予想されますが、ワクチンと治療薬の両輪による変異型ウイルス対策の普及は秒読み段階に入ってきたと言え、ようやく航空業界の新卒採用にも明るい光が射し始めたと言えそうです。
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