ＮＴＴがＩＯＷＮ(アイオン)の実証成功　光技術を使った次世代通信基盤の世界標準化を目指す

日本電信電話株式会社と株式会社NTTデータグループは4月12日、光技術を使った次世代通信基盤「ＩＯＷＮ(アイオン)」でイギリス・アメリカ各国にて約100km離れたデータセンタ間を接続し、1ミリ秒以下の低遅延通信の実現と分散型リアルタイムAI分析等への適用可能性を確認したと発表しました。


今回の実証結果は、遠距離データセンタが同一のデータセンタと同等の統合ITインフラとして機能することを、そして分散型リアルタイムAI分析や金融分野への適用可能性を示すものだと言います。

今後は顧客を交えたビジネス実証を計画しており、海外でのIOWN APNを活用したデータセンタビジネスの早期展開をめざすとのことです。

今回の次世代通信基盤はゲームチェンジャーとなるほどの画期的な技術革新だと言われており、日本企業が世界市場で主役に躍り出る可能性を秘めています。

ＮＴＴでは過去に画期的な技術でありながら世界標準にできなかった「ｉモード」の教訓があります。そこで、今回は2020年の段階でソニーやインテルと国際団体「ＩＯＷＮグローバルフォーラム」を設立し、拠点をアメリカに置いてＩＯＷＮの世界標準化を目指しています。


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