７月初旬での企業の25卒採用予定数充足率は54％、選考終了企業も21％にとどまる

株式会社キャリタスでは、７月時点における25卒生に対する企業の採用活動状況の調査結果を発表しました。

それによると、企業の面接開始時期などの採用活動本番が昨年以上に早期化している実態とともに、引き続き売り手市場の中で採用に苦労している姿が浮かびあがっています。


12月以前に面接を開始した企業が前年より増え、全体で14.4％に上っています。特に従業員数1000人以上の大手企業採用活動の早期化が顕著で、20.1％となっています。また、2月までに面接を開始した企業は全体で前年（31.5％）を約10ポイント上回って41.3％に達しており、採用活動の早期化がさらにいっそう進んでいる様子がわかります。

採用活動が早期化する一方で採用予定数の充足率は54％にとどまり、選考を終了したと回答した企業も全体の21.1％で、前年（22.0％）、前々年（25.6％）を下回っています。採用活動の早期化と共に「長期化」が進んでいる様子がうかがえます。

こうした調査結果からは、７月時点で内定を得られていない就活生のみなさんも、まだまだこれから十分内定取得のチャンスがあることがわかります。

採用活動が年々難しくなってきていることから、26卒生の採用見込みについは25卒生よりも「増える見込み」（13.5％）と「2025年卒並みの見込み」（61.9％）を合わせて、7割以上の企業が今期以上に採用を積極化する意向がわかりました。26卒生のみなさんにとっては朗報となっています。


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