金融業界の魅力と動向

かつては「安定性」の代名詞だった金融業界。それが今や、最も変化に富んだエキサイティングな業界へと様変わりしています。

分散化台帳技術の実用化や各国中央銀行までもが動き始めたデジタル通貨への取り組みは、「お金」のあり方すら根本的に変えてしまう可能性を秘めています。

そうした中で、オープンAPIの義務化とFinTech企業の台頭によってその存在価値そのものを問い直されている日本の銀行は、まさにデジタルトランスフォーメーションによるビジネスモデル再構築の真っただ中にいます。

一方、証券業界は政府の「貯蓄から投資・資産形成へ」という方針を追い風に、長年の課題である「直接金融市場の育成」を今度こそ果たして日本の金融における主役の座を手にするべく、AI等のテクノロジーを活用した新たな投資支援ツールや金融商品の開発に取り組んでいます。

生命保険会社には「人生100年時代」にふさわしい“安心”を全ての人に提供する使命があり、損害保険会社には新たにサイバー空間から宇宙空間まであらゆるリスクを引き受けて革新的挑戦を支える役割があります。

そしてクレジットカード会社は急速に広がるグローバルなキャッシュレス社会における消費経済のインフラを創り上げ、リース会社は国境を越えて設備投資資金を提供して新興国の経済発展を支えます。

いずれの分野も知恵と専門知識と情熱で金融界のデジタルトランスフォーメーションを成し遂げ、新たな姿で個人の生活や企業の経済活動を支えていくという、チャレンジングでやりがいに満ちた仕事に溢れています。